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組織病理アトラス

病理組織アトラス

文光堂が出版する病理固有組織の図表アトラス。2005年春に第5版が発売となった。

おそらく学生の学習用病理学アトラスとしては情報量・質ともに国内トップクラス。価格も重さもかなり堪えるが、顕微鏡試験が科される・自分の将来の進路として病理医もあり得ると考えている、など本格的に病理学を学びたい人には打ってつけ。

標準病理学ロビンス基礎病理学など病理学の教科書にも写真がないわけではないが、それはアトラス専門書に比べればレベルが違う。圧倒的に写真量が多いので一つの疾患に対しても数パターンの写真があり、また各疾患に特徴的な組織像の画像も豊富に掲載。またアトラス・図表集にありがちな無味乾燥な写真の羅列ではなく、その組織像の背景にある疾患に関する説明も詳しくなされていて、この組織病理アトラス単体でもかなり勉強になることは確実。

このアトラスは歴史があるもので硬派。お洒落さも気の利いた読みやすさもないけれど内容はこれまでの先輩達の評価を見てもかなりしっかりしている。それぞれの図表についてかなりしっかりとした解説が付けられているので、これ単体でもかなりの病理学の勉強が出来る。

難点は価格の高さかもしれない。病理学はそれまでの他の基礎科目よりも製造コストが高いのか価格が張ることが多い。ロビンス基礎病理学といい、病理学アトラスといい、かなり値が張るのは仕方がないところ。むしろこの病理学を終えて臨床系科目の勉強に突入したらますます教科書にかかるコストは増大する一方なので、ここで嘆いていても仕方がない気もする。

3回生の病理学の勉強の期間だけでなく内科外科の勉強をするようになってからも使える上に、医師になってからも十分役立つ情報量がある。白血病などの血液病学、その他各種腫瘍の勉強で再度病理アトラスは必要になるので、アトラスは自分に合ったもの少なくとも一冊を持っておくと良い。

血液細胞アトラス

血中の細胞などにターゲットを絞った姉妹書。白血病などの血液疾患では実際の臨床でも顕微鏡的診断技術が必須で、内科の中でもとくに顕微鏡像が重視される分野である。そのために血液細胞について特に詳しく解説しているアトラスの必要性があるのだろう。学生レベルではこの本は使うことは多くないと思われれるが、将来血液内科医として活躍したいと考えるならこの本もどうぞ。

コメント

ynghjl0j llc18c890mxnmw d00e6rkfnd -- 0pxhtea7wx 2007-08-15 (水) 06:20:07

個人的な意見ですが、「組織病理アトラス」よりもここでは紹介されていない「病理組織の見方と鑑別診断」の方が、記述部分の構成が好きで、実際に使っています。 -- 盆栽 2007-09-15 (土) 21:05:41

医科免疫学 -- 2009-11-24 (火) 18:12:45

ロビンス基礎病理学 -- 2009-11-24 (火) 18:17:13



最終更新:2017-09-10 (日) 12:23:08 (73d)