メディックメディア病気がみえるシリーズ。「病気が見える」ではなくて、ひらがなで「病気がみえる」である。

かんたん教科書の中では比較的新しい登場で、内科全領域が揃ったのは2012年3月。2000年代前半はチャートシリーズ、2000年代後半はステップシリーズが担っていた立場を担う。とくにチャートシリーズステップシリーズと比べても図表・イラストが多く使われ、文章はステップシリーズと比べても極めて分量が少ない。したがって情報量としてはどうしても非常に少なく、この病気がみえるシリーズのみで勉強をすすめることは若干無理がある。ほかの内科教科書を使用しながら、全体のおおまかなイメージを掴むために併用するというスタンスが良いだろう。

医学生・看護師・コメディカル・医療事務など幅広く対象としている。出版しているメディックメディアとしてもメインのターゲットは医師・医学生というよりは看護師・薬剤師などのコメディカルを意識しているようで、公式サイトに掲載されている「読者の声」も医学生は4分の1程度で他は看護学生・薬剤師・検査技師などである。やはり医師・医学生に向けた書籍ではないと考えるべきか。

専用サイトが登場した。「読者の声」もここから見ることができる。
http://www.byomie.com/

1 消化管・腹膜疾患/肝・胆・膵疾患

病気がみえるシリーズではやくから出版されていた消化器は早くも第2版に改訂された。価格の安さとイラストの豊富さは定評通り。ただし、やはりイラスト主体ではメインテーマに関する理解は深められても全体的に情報量が不足気味であることは否めず、ステップシリーズなどの完全な代替には厳しいか?

病気がみえるは、全部買ってます。 -- 地方医大では優秀組 2007-12-31 (月) 00:16:04

これだけで完全なる独習は難しい。傍用とか参考書としてはかなり優秀。この値段はそういう意味か。 -- お名前 2008-06-08 (日) 00:27:42

「病気がわかる」ではなく「病気がみえる」なのが全て。イラストで説明するのは良い所だが、結局見てる瞬間だけなんとなくわかった気分になれるだけ。とはいえ、苦手科目の勉強導入には最適でしょう。 -- お名前 2008-06-20 (金) 12:54:13

指摘されている通り、眺めるのには適しているが独習はきつい。イラスト集といった感じか。医学生STEPがあるからいいものの、コメディカルのみなさんにはきついだろう。 -- vi 2008-09-05 (金) 05:19:22

店で免疫・感染症見たけどきっつい。文字多すぎ。他のシリーズもあんなんだっけか?無理矢理一冊にした感じが否めない -- lop 2009-12-09 (水) 13:12:16


2 循環器疾患

循環器内科分野ではステップ内科5がいまひとつ読みにくいと言うことでこの病気がみえる循環器が比較的人気を集めているらしい。実際に病気がみえるシリーズではこの循環器が一番売れているようで、不整脈や心不全などその概念がつかみづらい病態をイラストでわかりやすく解説しようというスタイルが好評の秘訣のようだ。

全編を通して膨大な数のイラストと図表が掲載されていて、特に不整脈ではこのイラストの多さがずいぶんと理解を助けてくれるように思う。2ページまたは4ページの見開きごとにテーマが決まっていてそこで完結しているのも普段の勉強に使い勝手が良い。

ただし、イラストが豊富である反面、文章での説明は非常に少ないためにそれぞれの疾患病態生理に対する解説はステップ内科と比べてもずいぶんと少ない。循環器の初習段階ではこの本でも十分だが、最後までこの本だけで循環器の勉強を完結させることは期待せず別の内科の本も持ったほうがよいのではないかと思われる。

個人的には、この病気がみえる循環器よりはステップ内科5循環器のほうが病態生理のレベルでも説明が豊富で理解しやすいと思うのですが、「病気がみえる」が好きな人はこの魅力に取り付かれてしまうらしい。僕には、病気がみえる循環器は説明をはしょり過ぎていて病態生理の理解のないままになりそうで、イラストではなくきっちり文章で説明があるほうが良いと思うのですが…まぁ、この辺は好きずき。 -- T.Goto 2006-03-02 (木) 00:14:24

自分も同感です。「みえる」は基本的にイラストだけですから、ステップを読んでてよくわからないときに「見て」います。高校生のとき生物や化学などの科目では「図説」「図表」と呼ばれる本があったと思いますが、これに類するものとして考えるのが適切ではないでしょうか。 -- a 2006-07-28 (金) 20:22:08

僕は今回循環のテストの際に、この「病気が見える」とステップを使って勉強しました。ステップで理解し、「病気が見える」で絵をみてイメージで覚えるという方法でやりました。「病気が見える」は他にもいろいろまとめをしていてくれているので、テスト直前は非常に使いました。 -- 寄道 2007-09-29 (土) 21:40:29

図説 循環器消化器は割りと利用させていただいたが、内分泌はいまいちだった気がする -- 通りすがり 2007-10-17 (水) 21:47:55

上のaさんに同感です。ステップの横に置いて、図表扱いで見ると理解しやすかった。 -- c.c. 2009-10-28 (水) 20:30:54


3 糖尿病・代謝・内分泌

準備中

内分泌ステップが糞だったので、こっちを読みましたがイメージしやすくてよかったです。 -- お名前 2007-10-19 (金) 23:27:18

監修者の趣味なのか、糖尿病関連にやたらとページ数を割きすぎて、あまり疾患が網羅されていない印象を受けます。対象が医学生限定ではないためかもしれませんが、あまりにもメジャーな疾患と生活習慣病しか載っていないように思えます。このシリーズの他の巻に比べると低い評価しかできません。 -- tasuke 2008-02-09 (土) 09:51:47

第2版では「糖尿病・代謝・内分泌」に名前が変わりましたね。自分は判りやすかったと思います。アルファベットの略語が、その乗せてあるページ下部欄外で説明されていたのがとてもありがたかった。 -- 3年性 2009-01-20 (火) 03:01:42


4 呼吸器

病気がみえる呼吸器が2007年11月6日に発売になりました。

2分冊は不評なのか、この巻から単体での発売となりました。 -- お名前 2007-11-15 (木) 19:51:21

STEPの苦手な部分をうまくカバーしていてSTEPとの相性は良。 -- お名前 2008-06-08 (日) 00:30:21


5 血液

貧血、白血病、悪性リンパ腫、DICなどの血液疾患を豊富な写真とイラストで完全ビジュアル化。


6 免疫・膠原病感染症

関節リウマチ・SLEなどの膠原病や HIV・インフルエンザなどの感染症を取り上げ、どちらとも関わりの深い免疫システムとともに解説


7 脳・神経

2011年3月発売。ネット上の書評ではこの第7巻が最も良く出来ていると評価する声も少なくない。病気がみえるシリーズでは遅れて出てきた、期待の一冊。


8 腎・泌尿器

病気がみえる呼吸器が2011年3月に発売になった。病気がみえるシリーズで最も遅い発刊となった。


9 婦人科・乳腺外科

2006年7月4日に発売された。第4巻から第8巻までをとばしていきなり第9巻がリリースされたのは、国試受験生などから産婦人科の本の需要が高いからと見られる。
2009年4月に第2版発売。

婦人科」であって産科(vol.10)は別売です。第1版は2007春発売と予告されてますが、2007.3現在ではまだ未発売の模様。 -- 2007-03-18 (日) 22:35:05

ご指摘ありがとうございます。修正しました。 -- T.Goto 2007-03-24 (土) 00:37:37

産科も発売されたようです。 -- 森内康光 2007-05-06 (日) 13:42:09

画像や病理組織がいっぱい載っていてよかったです。 -- M4 2007-10-19 (金) 23:24:51


10 産科

婦人科に続いて出版された病気が見えるシリーズの第10巻。シリーズ内でも一部の内科系に先行して、需要の高い産婦人科が先に発売されることとなった。価格はそれほど高くない。2009年4月に第2版に改訂。

http://www.medicmedia.com/medicalstaff/byomie/vol10.html

  • 分娩機転などが分かりやすいです。STEPと併用してました。図が豊富なので、いまいち分からなかった所も理解が進みます。 -- たー? 2008-09-30 (火) 07:46:50

    新版がでましたね。イラストが豊富で使いやすい。授業のスライド・プリントと並行して理解の補助に使える。「みえる」らしい図の多用がいい。 -- c.c. 2009-10-28 (水) 20:28:14



最終更新:2017-09-10 (日) 12:23:08 (41d)