海馬書房ステップシリーズ麻酔科。2004年5月20日に新しく第2版が発売された。

前書きなど筆者自身のコメントによると、第1版では麻酔に関する知識を簡略に記載しようとしすぎて却って知識の単純な暗記になってしまっていたのを、第2版になって体系的理解を目指して大幅に刷新したとのこと。そのこともあってか、第2版は必要最低限のことは書かれていて総じて読みやすく理解もしやすい。麻酔科の学習には最適な一冊。

ただし各章の項目の順序がわかりにくい気がした。前半が全身麻酔、後半が局所麻酔、そして巻末に輸血と救急という構成はわかりやすいのだが、全身麻酔の章の中では「筋弛緩剤、ガス麻酔薬、…」というように麻酔薬のグループごとに書かれているのではなく「前処置に使う薬、導入に使う薬、維持に使う薬」というように施術中の使用順序に沿って書かれていることがわかりにくくしていることの原因と感じた。通読するにはこれのほうがよいのだと思われるが、教科書で調べたい項目をちょっと見ようとしてもイチイチ索引から全部引かなくてはなかなか目的の項目にたどり着けず、使い勝手があまりよくない。

麻酔科のひととおりの学習には非常によいと思う。ステップ整形外科ステップ皮膚科のようにマイナーなのにやたら分厚いということもなく、分量が適切なのも評価大だ。

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最終更新:2012-08-19 (日) 08:32:44 (1739d)

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