海馬書房ステップ内科シリーズ、第6巻は内科編の最終巻。

消化器学と膠原病学をカバーしている。なかでも消化器学は内容が盛りだくさんで頁数も相当裂いてある。名前は消化器学・膠原病学と併記してあっても印象としては膠原病学はオマケで、この巻は消化器学の本として使うことが多いはずだ。

ステップ内科1神経遺伝免疫でカバーし切れていない免疫系疾患を膠原病のページでカバーしている。

基本的にステップ内科シリーズは独習書としては非常に優秀で内科系6冊は揃えてしまってもよいと思う。病態生理できったシリーズが廃盤となって書店から姿を消しつつあり、有力な独習シリーズステップ内科チャートに絞られつつあるのではなかろうか。それ以外だとハリソン朝倉内科学書といった成書を選択することになる。

注意すべき点としては、記述にやや古い点が見受けられること。たとえば慢性関節リウマチの診断基準は1987年アメリカリウマチ学会の診断基準が掲載されているが、関節リウマチの早期診断に活用される1994年日本リウマチ学会の診断基準は一切言及されていなかったりする。もっとも、この点は日本国内の医療機関によっても変わってくるようで、一概にステップの内容が古いとも言えないのかも知れない。

現在は1999年秋に発売された第1版が最新だが、海馬書房のウェブサイトによるとこれは改訂の予定がすでに決まっているようで、改訂された第2版は2005年4月以降、ステップ内科4呼吸器から順次改訂されるとのこと。

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最終更新:2017-09-10 (日) 12:23:13 (42d)