羊土社の大腸内視鏡挿入法テキスト。著者は仲道孝次氏。

特徴は、他の大腸内視鏡挿入法テキストと比較してもかなり入門者を意識しており平易なレベルから解説していることと、「ひとりで学ぶ」というだけあって実際に患者に大腸内視鏡を挿入する以前の、空中でいわゆる素振りのような基礎ドリル的なトレーニングにも内容を割いていること、と思われる。

他の大腸内視鏡挿入法テキストは本当に「基本のキ」の部分は実際に指導医に教えてもらいながら、どのようにtotal colonoscopyをできるようになるかという点に重きが置かれているのに対して、本書はtotal colonoscopyができるかどうか以前の入門段階において、患者に実際に挿入する前の段階から理論を交えて詳細に解説した本であるという点では、真に入門向けとも言えるが、ドリル的な性格から実際にこの本を読んでひとりで大腸内視鏡挿入法を習得できるのはかなり真面目で根気強い人に限られるのではないかという懸念もある。

他の大腸内視鏡挿入法テキストでは難解過ぎてもっと入門的な段階から学びたいヒトにはおすすめできる。

コメント

基本的な内視鏡操作が出来る人がより確実で効率的にtotal colonoscopyができるようになるためにはどうすべきかという視点では本書はやや入門的すぎる麺もあり、「腸にやさしい大腸内視鏡挿入法」「行列のできる患者に優しい無痛大腸内視鏡挿入法」などのほうがおすすめかも知れません。 -- 2012-04-21 (土) 00:34:41

ひとりで学ぶ、一か月で身につく、というサブタイトルは明らかにやり過ぎだと思う。たしかに空中素振りの本ですね。 -- 2012-05-15 (火) 00:10:51

序盤の総論的な内容は比較的よくまとめられていて好印象とともに次に期待が膨らむ予感がありましたが、メインであるオリジナルドリルを使った解説には正直、がっかりしました。他の方の言うこの素振り練習ができたところで、それが実際にどのように役に立つのかが明確でなく、少し強引に理由をとってつけたような印象があります。ひとりで学べるようにもう少し親切なフォローが欲しいと思いました。入門者をその気にさせておいて、ドリルの実際の応用をはっきりと示してくれていないことが不満です。素振りはよくわかりましたから、実際にはどう応用するのかを続編で書いてください。 -- 2012-05-18 (金) 00:11:26

タグ:大腸内視鏡

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最終更新:2012-08-19 (日) 08:32:41 (1803d)

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