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がん治療エッセンシャルガイド

http://www.nanzando.com/books/42022.php

南山堂が出版する臨床腫瘍学の教科書。22のがん種について疫学などの基礎知識、診断方法、Global Standardに基づいた最新治療方法(主に薬物療法)を各領域の専門医が詳述したがん治療専門書。第2版に改訂されるにあたって、2009年から2012年の間に改められた最新治療に触れられているのはもちろん、分子標的薬の基本的概念、緩和ケア、がん検診など、一般腫瘍内科医として知っておくべき内容が新たに追加されている。

臨床腫瘍学の教科書としては、ポケットサイズのがん診療レジデントマニュアル医学書院)が定評を得ているが、これはあくまでポケットサイズのリファレンスであり机上でより情報量の多い腫瘍内科学を網羅する書籍としてはこれまで定評を確立しているものはなかった。臨床腫瘍学会が出版する新臨床腫瘍学がその地位にあったと見る向きもあるが、新臨床腫瘍学は情報量は比較的あるものの腫瘍内科学の情報を網羅的に詰め込んでおり、読み込む教科書と言うよりはやはり腫瘍内科医が知っておくべきデータ集という要素が強かった。読み込むことができる腫瘍内科学の教科書としては本書第1版が非常に使いやすかったが、新薬の登場などによりやや情報が遅れている分野があった(たとえば乳癌や胃癌など2009年の第1版発刊から2012年の第2版発刊までに標準治療が大きく変わった分野は少なくない)。情報のアップデートが求められていたところに今回の改訂は非常に歓迎されるべきものである。

なお、内容量は22テーマから25テーマに増加し、ページ数でも約650ページから約850ページへと大幅に充実しており、価格はそれにともなって10500円から12600円に値上げとなった。

編集者

  • トーマス・ジェファーソン大学腫瘍内科教授 佐藤隆美 編
  • 国立がん研究センター企画戦略局長/同中央病院乳腺・腫瘍内科長 藤原康弘 編
  • 杏林大学医学部内科学腫瘍内科教授 古瀬純司 編
  • 亀田総合病院腫瘍内科部長 大山 優 編

総論
1.がん治療に必要な基礎知識
2.新規に承認された抗がん
3.がん治療における外科的治療の役割
4.放射線治療の臨床的基礎知識
5.高齢者がんの治療
6.Oncologic Emergencyと全身管理
7.がん治療に必要な支持療法
8.サイコオンコロジー
9.遺伝カウンセリング

各論
1.中枢神経系腫瘍
2.頭頸部がん
3.肺がん
4.乳がん
5.食道がん
6.胃がん
7.原発性肝がん(肝細胞がん
8.胆道がん
9.膵がん
10.大腸がん
11.腎がん
12.尿路上皮がん:膀胱がん、腎盂尿管がん
13.前立腺がん
14.婦人科がん
15.胚細胞腫瘍
16.骨・軟部腫瘍
17.皮膚がん
18.内分泌がん
19.神経内分泌腫瘍
20.原発不明がん
21.造血器腫瘍
22.HIV関連悪性腫瘍

コメント

がん診療に携わることもある、総合内科医です。 -- 2012-11-25 (日) 20:49:03

Amazonで発注しましたが、発送が遅れているようです。店頭にもなく、品薄なんでしょうか? -- 腫瘍内科 2012-11-26 (月) 11:43:53


タグ:腫瘍学、臨床腫瘍学、化学療法

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最終更新:2017-09-10 (日) 12:23:15 (16d)